避妊と月経、ピルとアフターピルについて

2018年5月14日

ピルとは

ピルは主に避妊の為の用いられる女性ホルモン剤で、現在ではピルと表現すると低用量ピルのことを指します。

1960年代にアメリカで開発され、今では世界で1億人以上の女性が服用していると言われています。

ピルにはエストロゲンとプロゲステロンが含まれていて、この成分が排卵を抑制することで避妊します。

また、子宮への精子の侵入を防ぎ、子宮の内側に受精卵が着床することを抑制します。

妊娠する確率を示すパール指数を基にすると、1年間ピルを正しく服用した場合は、妊娠する確率が0.3%まで抑えられます。

飲み忘れ等も考慮した一般的な服用の場合は、妊娠の確率は8%とされています。

 

ピルとアフターピルの違い

ピルとアフターピルが混同されるケースがありますが、ピルは基本的に毎日飲むもので、予期せぬ妊娠を予防するものです。

対してアフターピルは、予期せぬ膣内射精などで緊急的に避妊する必要がある場合に服用します。

ですので、毎日服用するピルはひと箱に21錠から28錠入りで、アフターピルは1錠、もしくは4錠などの少量で販売されています。

ピルの効果は避妊だけ?

通常のピルは計画的に避妊を行う為に服用しますが、別の用途で医師が処方するケースもあります。

生理痛の軽減、生理周期の安定、経血量の軽減、子宮内膜症の予防や卵巣がんのリスク軽減なども期待できるとされています。

月経困難症でお悩みの女性は非常に多く、日本では800万人以上とも言われています。

しかし、その内の10%程度しか医療機関を受診していないとされており、医療によって症状が改善される可能性がある、という認識を更に広げる必要があります。

月経困難症の主な症状としては下記のようなものが挙げられます。


下腹部の痛み

腰痛

頭痛

吐き気

下痢

腹部の張り

憂鬱

疲労

脱力感

食欲不振

イライラなど



また、月経困難症の要因は、機能性器質性の2種類に分けることが出来ます。

器質性月経困難症は子宮筋腫や子宮内膜症などの身体的理由によって引き起こされるもので、機能性月経困難症は身体的な要因(病気)がないのに引き起こされるものを指します。

他の疾患でもそうですが、まずは医療機関を受診し、自分が月経困難症なのか?もしそうなら原因は何なのか?について正しく知ることが重要でしょう。

これらの月経困難症にもピルが用いられることもありますので、ピル=避妊ではなく、女性が抱える幅広いお悩みに適した薬だと認識しておくと良いでしょう。

ただし、注意が必要な副作用などもありますから、ここからはピル、アフターピルの副作用について詳しく知って頂きましょう。

ピルの副作用

まず通常のピルの副作用として、飲み始め1~2か月程度は吐き気や頭痛が起こることがあります。

これは飲み続けることで軽減されるケースがほとんどですが、ピルは血栓症のリスクを高めることが分かっていますから、症状に耐えられなかったり心配な時は必ず医療機関を受診しましょう。

次にアフターピルですが、服用後に吐き気、嘔吐、頭痛が起こることがありますが、通常であれば24時間以内に治まるとされています。

ピル、アフターピル共に医療機関を受診し、副作用等についてもしっかり理解してから服用するようにしましょう。

有名なピル、アフターピル

有名なピルとしてはマーベロン、ヤーズ、トリキュラー等が挙げられますが、これらの後発薬も多く販売されております。

アフターピルではノルレボのジェネリック医薬品であるアイピルが人気で、副作用の少なさから選択される割合が多いようです。


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※ジェネリック薬とは

先発薬の特許有効期限後に販売される、先発薬と同等の有効成分・効果を持った安価なお薬です。

安価の理由は先発薬と同じ有効成分で作られる為、開発費はもちろん販売活動費も抑えられるからです。

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お薬情報・体験談

【お薬情報】ジェネリック医薬品とは?

ジェネリック医薬品とは?


医療用医薬品は、「先発医薬品」と「後発医薬品(ジェネリック医薬品)」の2種類に分類されています!


【後発医薬品(ジェネリック医薬品)とは】


先発医薬品と同じ有効成分を同じ量含有し、効き目も安全性も同等です。 また先発医薬品より飲みやすくしたおくすりを開発することもあり、 添加剤の違いや、色や形が違うものがあります。


【なぜ同じ効き目なのに安いの?】


先発医薬品は長い期間と数百億円もの莫大な費用をかけて研究されます。 そして、医薬品の臨床試験である「治験」を経て有効性や安全性が確認されたのちに、 国の承認を受けて発売されます。 こうした開発に成功した場合、医薬品の価格である薬価には原材料や製造費に加え、 研究開発費や特許料、適正使用のための情報提供活動費用も上乗せされるため、比較的高額となってしまうのです! しかし、後発医薬品(ジェネリック医薬品)は同じ有効成分で作られる為、 何百億円ともいわれる多額の研究・開発費等を使わずに製造・販売することが可能です。 そのため、ジェネリック医薬品は安く設定されます。先発医薬品の3~6割程度で価格設定が出来ちゃうのです!


後発医薬品(ジェネリック医薬品)と先発医薬品は、治療学的に「同等」ではあるものの、 先発医薬品とまったく「同じ」であるわけではありません!! たとえば、先発医薬品が製剤特許を有している場合には、異なる添加剤を使用して後発医薬品が製造されることもあります。 しかし添加剤の成分や配合量が先発医薬品と異なっていたとしても、 ジェネリック医薬品の承認審査において、有効性や安全性に違いが出ることがないよう主成分の血中濃度の挙動が先発医薬品と同等であることが確認されています。 つまりは、後発医薬品(ジェネリック医薬品)と先発医薬品は効果については同じということですね!


なので安心してジェネリック医薬品を服用してくださいね。


2020.11.27

【お薬情報】低用量ピル「21錠」と「28錠」の違い

低用量ピル「21錠」と「28錠」の違い!


【21錠タイプ】

21日間服用タイプは、 1シート21錠全てにホルモンが含まれており、 21日間1日1錠服用した後、7日間は服用を休みます


【28錠タイプ】

28日間服用タイプは、 ホルモンが含まれている21錠の錠剤と、 ホルモンが全く含まれていない7錠の錠剤(プラセボ)が1つのシートに収められています。28日間毎日、1日1錠を服用し、1シート全部の錠剤をのみ終えたら、服用を休まず翌日から続けて新しいシートの錠剤の服用を始めます。


この服用することをやめる期間のことを休薬期間と言います。休薬期間は通常の生理と同様に排卵が終わっている時期ですので、基本的には妊娠することはないといわれています!


この偽薬 (プラセボ)を飲み忘れたからといって避妊効果が減少するということはほとんどないといわれています


一般的に休薬期間に消退出血(生理)が起こるのですが、来なかった場合でも、 そのまま続けて低用量ピルを内服し続けてかまいません


ですが、低用量ピルを内服中に消退出血が来ないという割合は1%未満と言われているので、一度医師に月経がこないということを伝え、必要であれば検査を受けられることをおすすめします。

2周期続けて消退出血が確認できなかったという場合は妊娠をしている可能性もあります。


偽薬 (プラセボ)を飲み忘れても避妊効果に変わりはないですが、 ホルモンが含まれているピル自体を飲み忘れてしまったら 効果が薄れてしまうので、飲み忘れることがないよう気をつけてください。



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2020.11.18

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